感想~『Replica』(YACA IN DA HOUSE/コーサカ)
昼間にこの『Replica』を聴いて心打たれ、帰宅して『カタシロRebuild』を見て、最後に『Replica』のMVを見て……とても良い経験の連鎖をしました。
PVをこの辺に貼って、さあ語るぞ!と思いましたが、PV自体が、TRPGから舞台化された『カタシロRebuild』及び『カタシロRebuild侵蝕』のネタバレを含みます。
もしご興味があれば、TRPGやそれぞれの舞台を見てからMVを見ることを推奨します。
……が、ぼくはこの『Replica』が無ければ舞台の『カタシロRebuild』を知ることも、見ることも無かったです。歌詞だけではあんまりネタバレにならないんですがね…。
界隈では有名らしいので、知っている人は多いのかも。。
TRPGのイロハがわかっていないと、TRPG関連は見ても充分楽しめない、と苦手意識を僕も持っていますが、この舞台に関しては知識が無くても”舞台”として楽しめるかと思います。
僕が見たものはこちらです。
※本来は舞台なのですが、コロナ関係で無料配信になりました。
もし初めて見るのであれば、コメント等は終わるまで見ない方がいいです!!
……
そして、『Replica』のMVはこちらです。
Vocal:YACA IN DA HOUSE/コーサカ(MonsterZ MATE)
Music:YACA IN DA HOUSE
この曲を聞いたのはYoutubemusicでザッピングしている時に流れてきました。
カタシロのことは全く知らない(しいて言えば、MZMの動画は見ていたので、コーサカ氏がTRPGが好きなのだという知識はありました)
なんとなくYACA氏の曲っぽいな、あれ、ラップはコーサカ氏(MZM)なのかな…?というくらいで聴いていたのですが、途中でめちゃくちゃやられました。
1:10頃からコーサカのラップパートが始まり、畳みかけるのですが、1:40頃からは感情をむき出しにしたシャウト。
そして、1:50頃に震える声での
「独り生きることから 逃げていい訳じゃない」
ここ、めちゃくちゃ食らいました。
外で聴いていたのですが、ちょっと泣きそうになった。
その時は何の曲か、歌詞の意味もよく理解していなかったけど、コーサカ氏の歌いかたが、もう感情を刺激しまくりました。
その後その部分を繰り返し聴いて、曲全体も何度も聴きました。
なんだこの曲は!?と思ってアーティスト名を見たら「カタシロProject」とあって、知らないアーティストかしら?と思って調べたら舞台が出てきたので、舞台のテーマ曲かと思いました。(テーマ曲というか、エンディングは別の曲があります)
そして舞台を調べたら、コロナ禍の影響で舞台が無料配信になっていて、Youtubeにあがっていることを知りました。
コロナ禍で色々大変だっただろうけど、これはありがたかった。舞台ってなかなか過去アーカイブで見られなかったりするんですよね。『カタシロRebuild』のDVDも支援者向けの提供のみで、市販する予定は無かったようですし。。
上にあげた動画を見たところ、めちゃくちゃ面白いんだけど『Replica』とはあんまりかかわりがよくわからんという感想でした。
…名越先生オンステージで、先生(ディズム氏)側の背景はそこまで光が当たらなかったのもありますが、他のものを見ても、先生の内面はそこまで表現されていることは少ないです。
ただ、MVを見た時に、ああ先生の話なんだ、と納得がいきました。
先生が子ども(アユム)をどうしてこのようにしてしまったのか、その感情を歌った曲なのだと。
その余韻にめちゃくちゃ浸れました。そっか…独り生きることから逃げる…そういうことだったんだなぁ。。。
なお、『Replica』については本人(コーサカ)とディズム氏が解説してます。
そもそもの制作経緯や、『カタシロ』の2次創作として過去編、舞台が始まる以前のことを描いた。先生をやるのはここしかなかった、声の感じは体調不良の側面もあった…?とか面白い裏話が盛りだくさんです。
ちなみに、呂布カルマ氏とコーサカ氏が出る『カタシロRebuild侵蝕』もあります。
ノーマル版を見たあとに見つけて、メンツが謎だな!!?と思いましたが、見てみるとコーサカ版アユムもとってもはまっていました。
なにより呂布カルマ氏の演技が自然!!サングラスはしていないですが、こちらもぜひ見てほしい!個人的にはこれイチオシです。
舞台(TRPG)はそれぞれのふるまいで展開が変わります。『カタシロRebuild』『カタシロRebuild侵蝕』はいろんな役者が出て、いろんなパターンが出ているので、興味が出たら色々見てみると楽しいです。
まさか音楽をフックに各コンテンツに触れるとは思っていなかったけど、とってもいいものを知れました!
TRPGももっかいやってみたいなぁ。