一番最初にやったテイルズシリーズ、シンフォニアのリマスターが出た!
ぶっちゃけリマスターってどうなのよ、という気持ちがすごく強いし、まとまってできる時間がなくてまだ買えてないけど、せっかくなので当時を振り返りつつ思いを語ってみましょう!!
ネタバレあるし、すごく前の記憶なので、ちがってたらごめんね。
『Nintendo DREAM』*1でテイルズオブシンフォニアの記事を見て、少年だった自分はめちゃくちゃワクワクした!
当時は自由に使えるお金がそんなになかったので、気になったからすぐ買うということもできず、誌面に載っているキャラ設定やストーリー、各解説からどんなストーリーなのかと妄想に妄想を膨らませ、いつか買うんだと夢見ていました。
どうやら「エクスフィア」というものを付けると強い力を得られるが、「要の紋」なるものが無いと、人体に良くない。特に感情を失う みたいなことを思っていました。
遠くはないけど、感情を失うっていうのはプレセアで発現した特徴だったので、全部が全部それじゃないし、もっと重要な副作用があった。
どれくらい我慢したのかは覚えていないけど、ようやくGC版(というか、それしかなかった)を買った時にディスクが2枚組で衝撃を受けました。シルヴァラント⇔テセアラで入れ替えだったかな?
いつもは1枚のものが2枚入っている!1+1で2倍すごいんだ!(双剣理論)と、それだけでワクワクしていました。
早速プレイしてみて、よく覚えているのが
・TPがめちゃくちゃ枯渇する
・回復役がいなくて死ぬ(クラトスがまだいない超々序盤)
・結果、雑魚がめちゃくちゃ強い
という具合に、ものすごく苦戦しました。RPGをあまり通ってこなかったし、アクションも苦手なので、全然できなかった思い出。多分人間牧場に上がっていく坂で死んでた。
ジーニアスが遠方からファイアボールでどうにか攻撃するけど、少しずつ距離を詰められて、彼も…。
クラトスが加入したあたりで「ファーストエイド」がすごい!!回復するぞ!!!このおじ…おにいさんすごい!!と感動していたような気がします。
回復特化型のリフィル先生はパーティから外せなかったねぇ…。
こういうRPGをやる時、どうしても最初に入ってきた仲間に思い入れが強すぎて、後から入ってきた新参者をパーティに入れることがあんまりできないんですよね。
今でもそうなんですが、「は?今更入ってきても君の席無いが???」みたいな新入りにめちゃくちゃ厳しい嫌なやつになって……はしまわないけど、ちょっと入れる隙無いかなと思ってなかなかパーティメンバーが変更できません。
余談ですが、ゼノブレイド3みたいに全員参戦するものだと、そういうの迷わなかったので嬉しかった…。
紆余曲折ありつつも、結局はロイド・コレット・ジーニアス・リフィルの4人パーティで進んでいました。
終盤に参戦するリーガルはなかなか使うことができなかった。
(というより、リーガルはGC版でユニゾンアタックの複合技が無いので、そもそも不遇)
ユニゾンアタック複合技はロイド&コレットのスターダストレイン か ジーニアス&リフィルのプリズミックスターズをいつも使ってました。
ヒット数を稼ぎたいときは前者で、とりあえず威力高くいきたかった時は後者。
でも、一番シンプルでかっこいいのは
衝破十文字!
これ。とある場所で、ゼロス&クラトスで使えるんですが、めちゃくちゃテンションあがったなー!!!
◆ストーリー
ストーリーが思っていたより重かった!
ちょっと書いたけど、人間牧場って響きやばいですし、最初のボスのマーブルさんやばすぎ。ジーニアスが初手で負った業は重過ぎる。
なんていうか、普通に人が死ぬ。クラトス選ぶと……それは辛すぎるぜハニー!
外伝系のマイソロやソシャゲ(レイズ・アスタリア)ではシンフォニアキャラは結構おちゃらけたキャラクター像が描かれているので、本編やると結構驚く気がする。。
特にゼロスはリアルイベント「テイルズオブフェスティバル」で中の人が司会をやっているもんだから、その人のキャラクター性もあって結構お笑い担当です。
相棒のロイド(小西君)もそれに呼応することが多いですし、それはそれで好きなのですが!!
確かにシンフォニア内でもスキットでコミカルな表現も多いです。なぜかたらいに乗って移動したり、謎に遊びが入っている場面もあります。ただ、ストーリー上のロイドはバカながら信念が通っているキャラクターとして描かれています。何よりアツい!
「正義なんて言葉、ちゃらちゃら口にするな。俺はその言葉が一番嫌いなんだ」
という言葉が結構、真食ってる表現なんですよね。ちょっと言い過ぎですけども。
キャッチコピーとして使われていた「世界は救われる、彼女を失えば」というのも、コレットを犠牲にして世界再生を遂げるか?という以外にもあらゆる場面で「全体」をとって「個」を犠牲にするか?という問いにさらされます。
ロイドはいつだって目の前の犠牲を簡単に選択しないですが、それがゆえに終盤で迫られる選択が重い…!
シルヴァラント編は目の前にある「世界再生」の旅を成就すべく続けていくんですが、プレイヤーとロイドがほぼ同じような情報しか与えられていないので、シルヴァラント編の終盤ではいろいろと謎が解けていって……ちくしょう!許せない!!という気持ちになります。
なるだろ、なれよ、今からやる人はとりあえず何も見ずにやってほしいくらい。けれど、最近のコレットはすぐ天使化するし、色々と漏れ出ている情報から察しますよね、とうs…クラトスとか。
クラトス、ゼロスあたりはあんまり本編外で語られていないコアな部分がほんとうにいい話なので、また見たいと思います。つまり、2周必要です。
一騎打ちシーンは激熱。そこでしか流れないBGMも超かっこいい。
そういえば、シンフォニア・リバース・アビス・ヴェスペリアと一騎打ちシーンが超かっこいい/エモくてよかったです。
めっちゃ凝った演出よりも実は青臭くて熱いものの方が刺さるのかも。
◆BGM
次のリバースまでは内臓音源ベースのBGMになっていました。豪華な音声もいいですが、打ち込みバリバリの音も良いものです。
ブラスやストリングス、オーケストラヒット等、今じゃこんな音の使い方なかなかしないよなって場面が結構あります。
イベントやダンジョン系の音楽は、やっぱり今聴くと少ししょぼいなと思うことが多いです。ちょっと単調というか、どうしても音がわざとっぽい部分が多いです。
が、戦闘BGMは今聴いてもかっこいい!
通常戦闘曲もそうですが、一騎打ちシーンのBGMや、しいな、リーガルと対峙する際のFatalize等、戦闘曲はどれもアツい。
当時はただかっこいい曲だと思っていた精霊戦の「FIGHTING OF THE SPIRIT」はテイルズオブファンタジアの曲のアレンジです。
実はぼんやりと世界観がファンタジアとつながっているのですよね。
シンフォニアでエターナルソードが作られ、その後ファンタジアの世界へ…という流れなのですが、色々と矛盾を孕んでいるので、正直あんまり気にしなくていいです。
でも、ラタトスクの騎士でワールドマップ画面がファンタジアの「RAISING A CURTAIN」アレンジだったり、マップがファンタジアの”それ”だったのはちょっと嬉しかった。
更に更に余談ですが、FIGHTING OF THE SPIRITはファンタジアサントラのボーナストラックのアレンジが最強。次いでなりきりダンジョンXのアレンジが良いです。どっちもサブスク解禁まってますよ?
また、とあるシーンでOP曲のインストアレンジが流れるのですが、そのシーンは本当に大好きでした。リマスターだとこれはPS版準拠の曲かなぁ。
◆バグとか
リマスターはPS3版=ユニゾナントパック版≒PS2版を基にしているようなので、GCで抱えていたバグは無いと思います。
唯一はっきりと覚えているバグとして、アイテム増殖がありました。
ルーンボトルを使ってメニュー画面で特定の動作をするとセージ等のステータスアップアイテムがガンガン増やせたような気がします。
シルヴァラント編終盤で使って、あの天使をぼっこぼこにしました。
◆まとめてない、まとめ
まー、なんといっても思い出の作品なんです!
色んなシーンが目に浮かぶ…、コレットを試すときにロイドが出したアイス/ホットのコーヒーやジーニアス&リフィルを庇うハーフエルフのモブ、プレセアの姉を倒すリーガル、ゼロスの生い立ちと苦悩、父orハニー…。
どれももう一回味わってみたいというのが偽らざる本音。
けどね、ダンジョンとか結構めんどくさいのよ。10周近くした人間がいいますけど、箱押したりとかドワーフ集めたりとかめんどくさいんじゃよ!!
その辺がリマスターでは改善されていないようなので、ちょっと辛い。
後半のダンジョンで発生するスキットでメタネタとして、
ロイド「なんかこう、パッと行く? とか無いのかよ」
リーガル「パッと行く?なんだそれは?」
みたいなやり取りがありましたが、マジでそんな感じ。無いの?そういう機能??
ヴェスペリアと違って、正直古い作品だとリマスターはコレクションアイテムにしかならない気がして。。。
20年前の作品を今やるのはきつい。
本当に欲しいのはリマスターじゃなくて、リメイクなんです。お願いします。
もし今やってめんどくさい!って嫌いになっちゃうのが一番怖い。
好きだからこそ、厄介すぎる感情が多いオタクになっちまった。
そんなこと言いつつ、いずれ買うような未来が見える。
*1:当時は月2回発行、毎号は買えなかったけど、付録が豪華な時に買ってました。CDついてるの凄かったなぁ