くうそうとたからばこ

ゲームとか何か自分に刺さったものを書くところ

ゴーストトリック-感想戦

長年遊びたかったけど、遊べる環境が無くて迷っていた「ゴーストトリック」がついに……ついにきたぜ!!

ついに来たぜ!ミサイル!!(ポメラニアンのすがた)

 

ミサイルがかわいいゲームで有名(あと、主人公死んでる)な「ゴーストトリック」。

DS版発売当時はお金が無くて買えなかった…。逆転裁判とかこういう系は一度クリアしたらほぼおしまいだから、コスパが……コスパがと考えてどうしても手が伸びなくてのぅ…。

 

その後スマホアプリとしても出ていたは出ていたんですが、なんだか少しダウンロード・インストールが大変な環境でのリリースだったもので、触れていなかったんですよね。

 

それが今、ついにリマスターでよみがえった!(主人公は死んでる)。

 

いやー、今遊んでも楽しい。何より会話のテンポが良い。自分の好きだった逆転裁判シリーズと同じ巧氏がシナリオ他諸々を手掛けているもんで、癖があってクセになる要素がてんこ盛りです。

 

個人的には感じで書かれる部分をカタカナで表記する、この使い分けが懐かしい感じがしました。この使い分けがミョーにクセになる。うーん、自分で使うと違うなぁ。

壊したではなく、コワした。カワイイでしょう?

ほんとダメな感じ出てます。なんでかなぁ。

苦手な人は苦手かもしれませんが、これは本当に妙な中毒性を持った文章です。回りくどい表現も無きにしも非ず。というか、すんなり言えば終わるだろうということを言葉遊びで長ったらしくなっていますが、読むのが面倒じゃないんですよね。するする読めちゃう。

 

これは多分、フキダシの中に表示される文字数も結構おおきな影響を与えている気がします。

逆転裁判シリーズから多大な影響を受けているであろう、大好きな「鳥類弁護士の事件簿」ではこうはいかない。

『鳥類弁護士の事件簿』より。2行、ときには3行になったりする。

基本的には2行!しかもDSのゲームだから1行の文字も少ない!!

これは、もう文字数圧縮の妙です。

どっちが良い、ということは無いです。あらためて言いますが、「鳥類弁護士の事件簿」は大大大好きです。

 

ゴーストトリック」はDSのゲームだったから、DSに合わせた表現をするしかなかった。だから短い文章に圧縮して落とし込む必要があったのだと。

 

……と思います。ほんとはよくわからないけど、多分そう。

 

 

 

そうなんです。DSサイズ基準なんですよね。これは。

据え置きでやったり、Switchの携帯モードでも、やっぱり文字がデカい。

ひとつ気になりだすと、いろいろ気になって、両脇の余白も気になってしまいます。

 

うーん。。なんというか、地デジ化前の番組を今見ているような、そんな感じ。

 

どうしても画面内でモノからモノにつないでいくゲームであるため、画面を大きくしてしまうとゲーム性が大きく異なってしまうのはわかります。

レベルデザインからして作り直しになってしまうのでしょう。仕方ないとはいえ、やっぱりリマスターはリマスターなのだなぁと思ってしまった。

 

 

とはいえ、シナリオや言葉遊びはとっても面白くて引き込まれる!!

あらゆる引っかかる部分を上回るほど、シナリオの展開が良い!

 

もう、本当にそれにつきます。めちゃくちゃトンデモ大スペクタクル、というわけではないんですが、いろんな話が集約されていくのは本当にいいですね。逆転裁判シリーズもそうでした。最後の最後でとっても気持ちいい!!

 

もうちょっと時間をかけてやるつもりだったんですが、ぐんぐん進めて、ほぼ1日でクリアまでたどり着いてしまった。

楽しかった!と言わざるをえないッ!!

 

ところで、リマスターといいつつ、BGMは新アレンジが施されています。

これがまた、素晴らしい。

 

ただただ豪華なオーケストラにしたり、生バンドにしたりするわけではなく、原作BGMの特徴を引用しつつ、それでいて原作の音源では空いていた隙間をちょうどよく埋めるようなアレンジ。

 

なんていうかね、音が2Dから3Dになっている感じなんですよ。

 

……いや、伝わんねえ!!

原作BGMも収録されていて、いつでも切り替えることができますので、切り替えていただくと分かると思う。

聴き比べ動画も出ていたから、買ってない人も聴いて欲しい。

 

youtu.be

 

これは凄いんですよ。

こういったアレンジって原作の作曲者がやっても変な感じしたりするし、原作者が当時こういう表現がしたかった!みたいなモノが、みんなの思い出と違ったり、他人による中途半端な意訳が入ると、ファンの心情を踏みにじるような表現になってしまうことがあるんです。

 

あるんだよ…な……悲しいことに。

 

もちろん、原作というか、DSでのチープな音の方がある種エッジが効いている部分もあるので、原作好きな方にしたら違うなと思う部分があるかもしれない。大胆なアレンジを望んていた人もいるかもしれない。

 

けど、これは凄く良いアレンジだった。原作を非常に大事にしている。それでいて、聞き比べた時にどちらの良さもわかる。結構理想に近いものでした。

 

 

……

多少ネガティブな部分もあるけれど、リマスターとしてみれば、基本的には満足した内容でした。

 

ぽめらにあん!

ただ、唯一、どうしても許せなかったことがひとつ。

 

開発者がツイッターでネガティブなことを言っているのを見てしまった。フォローもしてないけど、おすすめツイートででてきたもんだから…。

 

色んな社内のしがらみはあるんだろうけど、それにしたって内部の人間だ。

金を払って買った人が見ている場所で、どうしてそんなことが言えるんだ。

 

飲み屋で言ってくれ。聞こえないところで言ってくれ。頼むよ、純粋に作品を楽しませてくれよ。